1972-03-08 第68回国会 衆議院 逓信委員会 第1号
通常貯金の一億ございますのは、人口全部に対して一口ということになりますが、実はそのうちには外地貯金、軍事貯金、それから関東大農災の震災貯金、そういったことで全く預金者の行くえが知れなくて消滅させられるのに、いまの法律のたてまえからいって消滅させることができないものもございます。それが約四千万ございます。したがいまして、実際にございます通常貯金は口座で六千万でございます。
通常貯金の一億ございますのは、人口全部に対して一口ということになりますが、実はそのうちには外地貯金、軍事貯金、それから関東大農災の震災貯金、そういったことで全く預金者の行くえが知れなくて消滅させられるのに、いまの法律のたてまえからいって消滅させることができないものもございます。それが約四千万ございます。したがいまして、実際にございます通常貯金は口座で六千万でございます。
そして通常貯金の中で、いわゆる戦災貯金が二千万、外地貯金が二千万、一億から四千万引きますと六千万に相なりますが、その六千万のうち半分がいわゆる睡眠貯金、したがいまして六千万から三千万を引きました三千万が活動口座、そのように相なっております。
○政府委員(稲増久義君) 過去に支払いましたのは、いわゆる軍事郵便貯金、あるいは外地貯金で日本に持ち帰った方々の分をお支払い申し上げまして、その分につきましても支払いましたのは二十億くらいかと思いますが、なお、支払ってないものが十五億ぐらいございまして、そのほか台湾、南洋群島、関東州、樺太、千島、それから韓国は終わりましたが、北朝鮮等の郵便貯金が残っております。
ところが、蒙古の貯金であるということによって、終戦後これが無効になっておるわけでありますして、ほかのところの外地貯金なんかと比べて非常に不公平な取り扱いになっているわけでありますが、これは何かひとつ復活してやる方法はないものか。これは貯金局長からでもけっこうでありますから答弁を願いたい、こう思うわけであります。
○野上元君 そうすると、睡眠口座は八千万、それから戦災未復旧貯金及び外地貯金というのが四千万、両方合わせると一億二千万になるのだが、この数と合わぬ。
○野上元君 それから十三ページに「戦災未復旧貯金、外地貯金、すい眠貯金等現在活動していない貯金」が相当あるように書いてありますが、これはどれくらいありますか。
○池本説明員 沖縄の方のお持ちになっております戦前の郵便貯金につきましては、外地貯金あるいは軍事貯金と同様に、まだ現実にお支払い申し上げる段階になっていないのでありますが、私どもとしましては、そういうものをお支払い申し上げる前に、まず必要な計数等をただいま集めております。
他面外地貯金につきましては終戦の年の九月三十日までのものは全額支払済であります。今回問題になりますのは、昭和二十年の十月一日以降に納入されたものであります。又軍事貯金につきましては終戦時であります昭和二十年八月十五日までの預金につきましては、全部支払済でありますが、終戦後のものにつきましては、一人千五百円を限りましてこれはパーで支払をいたしておるのであります。そのような状況でございます。
その換算の内容を申上げますと、外地貯金について申しますと、これは地域といたしまして樺太、朝鮮、関東州、台湾でありましてこれは全部パ一でやつております。従つて五千円程度はパーで支払いを受けられることに相成るわけであります。
かりに原簿がありますと、御本人の言われる記憶の金額と原簿面のそれに相違がございましても、なお原簿に登記しておる以外にその後に預入されたものがあるかどうか、そういうことが、推察の程度のものでございますが、全然つけかねるとは申し上げられないのでございますが、何しろ、旧外地貯金につきましては、関東州ばかりでなく、朝鮮についても台湾についても、その原簿自体が日本内地にございません。
このうち四十六万は外地貯金の拂いもどし整理によつて、それぞれの預金者に拂いもどしされておりますが、残りの百八十四万は現在受拂いのない睡眠原簿として、預入者の権利放棄の形になつております。これは外地にあつて、終戦後の混乱のため通帳を紛失した者、接收された者で、記番号を忘れたため、再度通帳の発行請求のできぬ者や、戦死、行方不明等の原因による者であります。
かようにいたしまして現在の支拂状態を継続いたしますと、先ず一ヶ年前後で外地貯金は全部拂われるという見通しでございます。現在の拂戻の方針は、樺太、南洋群島の分に対しましては、昭和二十年九月三十日以前に預入したものは内地貯金同様に取扱つております。
次に外地貯金と軍事郵便貯金の概略を申し上げたいと存じます。外地貯金、軍事郵便貯金ともに相當厖大な數字が外地において預入されまして、それが今日國内にもちこまれて、これを處理しなければならない状態に立ち至つております。外地の郵便貯金は朝鮮、臺灣、關東州、樺太、南洋、それから沖繩で、これらについて申しますと、數字はちよつと古うございますが、この四月末の合計で二百十四萬八千口數あります。